アフリカ熱帯雨林保全プロジェクト(FOSAS Project)に関する国際シンポジウムへの参加(ポスターセッション)
去る2015年11月12日〜13日、カメルーンの首都ヤウンデにおいて、アフリカ熱帯雨林の森林保全および住民生計の両立のためのプロジェクトを主題とした国際シンポジウムが開催され、私も参加してきました。ここでは数十人の研究者が口頭発表をおこない、別会場では同じく数十人の研究者によるポスターセッションがもたれ、私はポスター発表を行いました。
発表はカメルーン国科学技術革新省の次官代理に対してなされ、次官代理からは、ここで用いられた建築技術のカメルーン国内での普及に関する要望の言葉を頂きました。土ブロックを主構造材として用い、木材、竹、葦、椰子などの現地の自然素材を活用した建築への同国の関心の高さを身を以て感じました。開発途上国による環境問題への取り組みは、先般のCOP21合意を受け、今後さらに質・量共に向上していくことと予想されます。
中西部アフリカにおけるキャッサバ加工施設プロトタイプのデザイン
コンゴ盆地一帯に適用可能なキャッサバ加工施設プロトタイプの標準仕様書および簡易建設マニュアル
論文タイトル:「インターロック式圧縮土ブロックを用いた住民参加型施工による居住環境改善手法の研究」カメルーンでのフィールドワーク事例2011-2014
グルノーブル国立建築大学土建築国際センター・クラテールに提出したポスト・マスター論文(2014年9月).
Mémoire "Etude sur la méthode du chantier participatif d'aménagement de l'habitat avec BTC autobloquant"
remis auprès de la CRAterre-ENSAG en septembre 2014 Rapport du travail sur terrain au Cameroun 2011-2014
ヤウンデでのワークショップ発表用資料:「インターロック式圧縮土ブロックを用いた住民参加型の居住環境整備手法」2014.10.03 JICAカメルーン事務所 ヤウンデ